資源循環型社会の実現を目指して

-都市鉱山活用へ家電製品の有用金属を自動選別-

自動·自律型リサイクル工場実現へ集中研施設CEDESTを開設

レアメタルリサイクルは選別高度化とコスト低減が課題

現在、リサイクルされている金属は、鉄、アルミなどの主要な構造材料や、銅、貴金属など採算の合う付加価値の高い金属に限定されています。一方、レアメタルやレアアースは、価格が下落した現在、国内で経済的なリサイクルビジネスの成立は困難といわれ、選別されないまま路盤材の原料となるスラグへの混入や、リサイクルコストの安い海外へ流出している状況です。レアメタルなどを再び本来の金属資源として国内利用するには、廃製品から回収される金属を高純度化する技術とリサイクルコストを低減する技術の確立が必要となります。

世界初の自動·自律型のリサイクル工場に向け装置開発に着手

小型家電などの廃製品に含まれるレアメタルなどの金属資源の有効活用に向けて、低コストで高効率なリサイクルを可能にする革新的な基盤技術の開発を推進しています。今回のCEDEST開設により、金属リサイクルの高度化と省人化を両立する世界初の自動・自律型のリサイクルプラントの開発・構築に向けた本格的な装置開発に着手しています。

工場無人化で都市鉱山システムを後押し

今後、従来の手作業による廃製品の解体・選別プロセスの10倍以上の処理速度と、廃部品を分離効率80%以上で選別する性能を実現し、さらにこれらを無人で一貫制御する選別システムを確立することで、都市鉱山の有効活用を目指します。