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ご挨拶

ものづくりの世界がより複雑化、精緻化すると、「もの」とは単一の物体ではなく、たくさんの情報処理装置を包含した「複雑に絡み合ったシステム」になってきました。このシステムが目的の性能を安定して発揮するためには、単純なバグの除去ではなく、システムの数理的理解に基づく論理的な対応が不可欠になってきました。航空機発券システムや自動改札システムの不具合などの過去の事例からもご理解いただけると思います。このような事態を予め回避するための技術開発が産業界を中心に開発者側からだけでなくユーザ側からも強く求められています。

独立行政法人産業技術総合研究所は2004年4月にシステム検証研究センターを設立して、システム検証の科学技術に関する研究情報を学界および産業界から広く集約し、この分野のCOE(Centre of Excellence)の形成を図ってまいりました。2010年4月には、この研究センターの成果を継承し、さらに産学官連携を推進し、この分野の研究開発と人材育成ることをミッションとした、組込みシステム技術連携研究体を発足させ、関西センターを中心に活動を開始しました。

数理的な解析技術により組込みシステムの動作を検証するための新しいテストフレームワークの開発に取り組み、高度なテスト環境を実現します。これらの先端技術を基盤として、組込みシステムの検証サービスを組込みシステム産業振興機構と連携して実施するとともに、産業界や学会との連携による人材育成活動(組込み適塾)に取り組みます。

皆さまからのご意見、ご要望をお聞かせいただきながら、産業技術総合研究所のモットーである「技術を社会へ」をこのような活動により実現してまいります。

組込みシステム技術連携研究体
体長 田口 隆久

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